菊地裕介メシアン生誕100年プロジェクト第2弾

永野英樹・菊地裕介 ピアノデュオ メシアンを弾く

2008年11月17日(月)19時開演

トッパンホールにて

永野英樹(第1ピアノ)
菊地裕介(第2ピアノ)

◇プログラム

・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
・ドビュッシー:白と黒で

・メシアン:アーメンの幻影
        1 創造のアーメン
        2 星たちと環のある惑星のアーメン
        3 イエスの苦悶のアーメン
        4 願望のアーメン
        5 天使たち、聖人たち、鳥たちの歌のアーメン
        6 審判のアーメン
        7 成就のアーメン


==========================

数日前にこのコンサートの主催者の方からちょっとしたご縁でお誘いを受け、「アーメンの幻影」に興味があったので、昨日は親の家の手伝い(+チェンバロの練習)をしたあと、出かけてきました。

永野英樹さんは、数年前に芸高50周年記念コンサートの時に、佐藤眞先生(「大地讃頌」」の作曲者でもあり、50周年当時芸高校長先生でした)の若き頃の作品、難曲のピアノ協奏曲を見事に切れ味よく弾かれたことを記憶していましたが、菊地裕介さんの演奏を聞かせていただくのははじめて。

ステージに颯爽と菊地さんが自分で譜面を持って、永野さんはそのあとから譜面は譜めくりの女の子に持たせて、出ていらっしゃいましたが、「おお!若いっていいかも!」とついオバサン的感覚に。。。!イケメンな実力派お二人(若い、って言っても私から見たらの話で、ご活躍中の立派な中堅!)のデュオはがっぷり四つに組んだ、とても聞き応えのあるものでした。

特にメシアンは、菊地氏がメシアン生誕100年プロジェクトとして取り組んでおられるだけあって(第1弾では「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」全曲を弾かれたようですね)熱がこもっていました。この作品、第2ピアノが主に幹となる主旋律を、第1ピアノは複雑な和音やリズムで旋律の背景を色づけるという役割分担がはっきり分けて書かれていますが、第2ピアノの菊地氏はメシアンの音楽を熱く語り、第1ピアノの永野氏がその背景を淡々と、また甘美に、時には激しく色づけて。第3曲目、菊地氏の奏する苦悶のソロの部分、印象的でした。よかった!

この日のプログラムの「白と黒で」をはじめて私が弾いたのは大学院時代?だったかな、そして「アーメンの幻影」を弾いたのは(抜粋ではありますが)それももう10年前。アーメンは第1ピアノを弾きましたが、パターンがわかってしまえばいいのですが、はじめは譜読みに苦労したなぁ。

…と、当時の自分を振り返ることで、今後の自分が何に取り組んでいくべきかをふと考えてしまいました。答えはまだ出ていません。でも、現状維持ではない、と思っていることだけは確かです。もたもたしている時間はない、ってかんじです。…もしかしたらこんなブログ書いてる場合じゃないかも!

それにしても、「アーメンの幻影」は素晴らしい作品だということをあらためて感じ入り、帰路に着きました。メシアン、これを機会にまたいろいろ聴いてみようかな。
[PR]