懐かしきこんにゃく体操

大学時代、体育の授業では「野口体操」で有名な野口三千三先生の授業を受けていました。今はもう亡くなられてしまった野口先生だけど、ちょっと変わっていて、でもご自分の信念を強くもっていらっしゃる、暖かくて人間味のある先生でした。

↓こんなサイトがありました。先生の姿が懐かしいです。
野口体操の会

野口先生は授業の中で、瞬発力を出すためにはその直前まで十分に脱力できていなければならない、演奏するときに音を出す瞬間には力を入れなければならないけれど、そのためには身体に力が入ってしまっていてはいい具合の力がちょうどよく使えないでしょ?ということをよくおっしゃていました。とにかく週に一回の授業では一年間こんにゃく体操と言われる脱力体操ばかりダランダランとやっていました。

単に力を抜くということだけでなく、身体のあらゆる関節を柔らかく自由に動かせるように、という体操だったのだなぁ、と今になると思います。自由な柔らかい動きや体重(重心)移動はいい音、自然な音楽の流れを作るのにかかせないものだと強く感じています。軟体動物のような?野口先生の身体の動きがふと蘇ってきます。

今日、太極拳をやりました。「虚実分明」ということを言われました。虚の動作(つなぎの動作)と実の動作(決まり手の動作)がはっきりわかれてなくてはならない、っていうこと。大切な重みのかかる部分と、つなぎの部分をはっきりさせることで、身体の動きも、音楽の作りも明確になって自然なものになる…すべて、理にかなったもの、真に美しいものは土台に共通したものがある、とあらためて思った次第。
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