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全日本学生音楽コンクール フルート部門高校生の部

2005.9.9(金)予選

銀座 王子ホールにて


◇予選課題曲
Donjon:Etudes de SalonからNo.1「エレジー」
                    No.8「いたずら好きの妖精」

68名参加(うち棄権4名)中、26名通過。

いい演奏を聴かせてくれる人は舞台に出てくるときからわかるものだと思った。演奏中のからだの動きも音楽に合った自然なものだし、立ち姿(演奏する姿勢)もきれい。短い課題曲2曲とはいえ(いや、短いからこそ、かな?)両方ともを本番でビシッとミスなく決めることはものすごく難しいことだと聞いていてよくわかった。この曲、ここが難しいんだ~っていうことも大勢の演奏を聴いていてよくわかったし。(^^)

「エレジー」では何か表現しなくては…!という気持ちはよくわかるが、基本的なフレージングや自然な間の取り方のできていることが最低条件かも。「…妖精」ではあまりに速く吹き飛ばす人が意外に多く、とっても残念。いくらコンクールだからといって、音楽を忘れてテクニックご披露大会になっては困る。本当の意味でのテクニックは指がまわりますってことではないのだし。でもそういう人に限って自己破滅になっていたのも事実。

でも緊張する気持ちもよくわかる。思わず速くなってしまって自分でついていけなくなるってこともよくあること。どの人も一生懸命に取り組んできた様子が見られ、みんなこれからたくさんの経験をふんで成長してね、という気持ちになる。

結果的に少々のミスがあっても、音楽的にもよくまとまっていて、テクニックも安定している人たちが選ばれていた。(当たり前の話ですが)
本選は11月2日。いい演奏が期待できそうなメンバーが残っているので聴くのが楽しみです。

昨日は途中1時間余り会場を抜け出してちょこっと銀座を徘徊したけれど、朝から夕方の発表まで、たくさんの演奏を聴いて疲れました!

黄粉餅(長女)はいつもやらない失敗もしたようですがおかげさまで無事通過。本選では、あるピアニストの名言「200%練習してやっと本番に80%出るか出ないか」なんだということを心して本番に臨んでほしいものです。練習もほとんど聞くことないし、今回は伴奏も学校のお友達に頼んであるので私は当日に聴かせてもらうのみ。気楽だけど、ちょっとこわいような。。。