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オルガン講習会

私の所属する某音大の音楽教室のメンバーと大学オルガン科の学生、計9名が集まって講習会形式で聖路加国際病院礼拝堂のオルガンを体験することができた。

講習内容はまずオルガン科の初々しい1年生3名による楽器の説明。聖路加チャペルのオルガンについて、オルガンの鳴る仕組みについて、パイプについて、をそれぞれが分担して発表してくれた。

そのあと、先生から今回は楽器による音楽の起こりの説明にはじまり、16世紀イタリアのフレスコバルディの音楽、そしてその影響を北ドイツのブクステフーデが影響を受け、さらに大バッハがそれらを拡大して形式を発展させていった流れを実際に作品を聞きながら確認した。

演奏された作品
 ・フレスコバルディ:トッカータ(第2集第1番)
 ・ブクステフーデ:プレリュード BuxWV137
 ・J.S.バッハ:プレリュードとフーガBWV.543よりプレリュード

私がフレスコバルディを弾かせてもらった。講習会前に30分ほど時間をもらって練習。いい音のオルガンなのはわかるが、いい音を鳴らすのが難しい。でも、広い空間で音を聞いていると少しずつ重みのかけ方、抜き方がわかってきてだんだん慣れてくる。やっぱり腰と背中が突っ張っているといい音は出ない。これはピアノも同じ。チェンバロも同じ。本番では中間部で鍵盤と格闘してしまいバタバタしてしまい心残りだけど、弾き終わって先生からは「よかった!チェンバロでタッチの練習たくさんしたの?」とお褒めいただいた。(^^)v実は全然していなかったのだけれど、いつもタッチのことを注意されてばかりなので今日はちょっとばかりうれしい。

最近練習する時間もなかなか取れず、なかなか上達しないし、めげそうだったけれどいいオルガンの音を聞いているとやっぱりやめられそうにない。ペダルのついた曲もやっぱり弾きたいなぁ。。。



写真にはうまく写っていませんが、ドームになった天井、ステンドグラスの窓、重厚な石の柱と木のぬくもりのある礼拝堂。そして美しいオルガン。
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この美しいパイプの向こう側(2階部分)が演奏する場所です。
鍵盤(譜面台)の上方に大きなパイプ、そして奏者の背後にもパイプ。
おお!神々しい光が!!

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