大好きな人、マルタ・アルゲリッチ~生きている限り進化~

私は若い頃はどちらかというと男性ピアニストの骨太な演奏が好き、というか、そういう演奏ができるといい、と憧れていたような気がする。大学院生あたりになった頃にはそれが無理なこともよくわかり、女性だからこそできる演奏というものがあるだろう、と思い始めたような気もする。年を重ねていくと、女性ピアニストの存在が気になるようになった。同性として、どのような音楽をするのか、常に興味深いものがある。

私の大好きな女性ピアニストの一人であるアルゲリッチの会見の模様が、今日の夕刊に出ていた。さすがアルゲリッチ!これまで聞く度に進化している彼女を見るにつけ、私なんてまだまだヒヨッコで、もう年だ~、なんてひからびたことを言えないなぁと感じていたが、そのとおりのことが会見で話されていた。

アルゲリッチ会見

演奏における「即興性」についても然り。練習での緻密さ、楽譜からの発見、そして本番での集中力。どんな弾き方をするかを真似る気は一切ないが(真似したくても絶対できないし~)、その姿勢は大いに学びたい。私などは技術的にも新しい発見がまだまだあり、最近になってようやくスタート地点に立てたかな、と思っているところ。精神的にもまだまだ日々成長している、させられている、と言っていいのだろう。女性として、人として、常に進化できる生き方をしていきたいものだ。周りの人たちに刺激をもらい、影響を与え合い、またそれを自分のエネルギーにしながら、自分を見つめていけたらいい。

数年前に聞いた彼女のコンサートでのppがこの世のものとは思えないほど美しい響きだったことを思い出す。
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