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竹内一躬 焼き絵展

太極拳のお仲間の一人が長野に行かれたときにたまたま立ち寄ったところで出会った「焼き絵」。あまりにすばらしかったので横浜まで引っ張ってきた、と聞き、今日私も母を連れて山手111番館に行ってきた。

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石川町から元町を抜けて坂を上がり、イギリス館の横にある山手111番館。中に入るとにこやかなおじさんと穏やかそうなご婦人に迎えられた。竹内さんご夫婦。『徹子の部屋』に出演されたこともある有名な方らしい。いくつか絵本にもなって出版もされているらしい。コロボックルや動物たちのかわいらしい姿が木目に逆らわず見事に細かいタッチで焼いて描かれている。細い電気のバーナーがあるんだそうな。それにしても繊細。。。妖精たちが楽しそうに生き生きと描かれているのを見ていると、私たちの周囲にも目には見えないそういう楽しいことがころがっているような気がしてきて心が和んだ。心の中が明るく前向きになれる絵。

狭い部屋なので作品ができるまでのいろいろないきさつなども気さくにお話してくださった。気がついたら1時間以上居座っていた。絵はがきのセットを購入したらサインをしてくださった。私がピアノをやっている、という話にもなっていたので、おまけとしてピアノを弾いているうさぎさんとそれを囲む子どもたち(ちゃんと3人)を書いてくださった。…というより、ピアノの絵も書いてください、ってお願いしたんだけど!その絵を描いている姿は真剣そのもので気が一点に集中している、という気迫さえ感じられるものだった。またの日に妖精達の絵と音楽のコラボができるといいですね、と言ってくださり、まずはお別れをしてきた。

竹内一躬オフィシャルサイト

お近くの方はぜひ行ってみられるといいと思います。明日11/16 10:00~15:00のようです。今日は17:00まで。




たけうちかずみ●1938年北海道函館生まれ。英国大使館に勤務した後、83年に八ヶ岳の麓の長野県八千穂村に移住。木に焼きゴテで描く「焼き絵」を発表し、東京などで個展を開いている。作品は動物や虫、野草、木々、雪などをモチーフに、北海道の伝説の住人・コロボックルの視線で、ファンタジックな森の世界を描き出している。