三國正樹ピアノリサイタル

“ピアノ音楽と19世紀” 第8回

2007年5月20日(日)

ムジカーザにて


◆プログラム
ベートーヴェン:ピアノソナタ第15番ニ長調作品28「田園」
ベートーヴェン:ピアノソナタ第16番ト長調作品31の1

シューベルト:4つの即興曲 D899 作品90
ブラームス:4つの小品 作品119

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全16回を予定されているこのシリーズもちょうど半分まで来た。大学の先生として、講義や雑務に追われる中、年に2回のペースでこのようなシリーズを続けておられることに頭が下がります。

三國氏はいつものことながら、感情を直に出すのではなく、作曲家の表現しようとしたことを、ピアノという楽器を使っていかに表現するか、ということをやってのける人。音色のバランスの良さ、構成の安定感…なんて、いまさら言うまでもないけど。

たまたま、私が今度弾くシューベルトの即興曲が演奏されたので、興味深く聞かせていただく。抑制された表現の中に、和声の彩りが微妙な陰影をつけて、う~む、さすがです。ブラームスの4つの小品も、第1曲目のなんともいえない内面的な音色、第4曲の華やかで力強いパッセージ、お見事でした。

アンコールにはドビュッシー18歳の時の小品と、ショパンのワルツ第3番。
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