メンデルスゾーン「厳格なる変奏曲」公開講座

洗足学園Bリハにて

恩師小林仁先生の講義。

メンデルスゾーンのピアノ曲「厳格なる変奏曲」の演奏解釈と、メンデルスゾーンという作曲家について、さらにメンデルスゾーンのオラトリオ「パウロ」、そしてオルガン曲にいたるまで。ものすごく興味深い、楽しい講義だった。

なぜ、「厳格なる…」というタイトルになっているか、という先生の考えや、演奏のポイント(今日の話の内容とおなじ事が、高校生の頃、先生のレッスンを受けた時の楽譜への書き込みにいくつもあった)は、この作品を演奏する際の大きな支えになるもの。相変わらず視点が鋭く感心。。。

前回の講座は聴講できなかったが、その時にオラトリオ「エリヤ」について話されたようだ。今回はそれより以前に書かれた「パウロ」について。ユダヤ人でありながら、キリスト教に改宗したメンデルスゾーンの人格にも触れられ、「パウロ」冒頭の序曲のみだが聞かせてもらった。美しいコラールではじまるこの作品、一度全曲聞いてみたいと思う。マタイ受難曲を知らずしてバッハは語れない、のと同じで、「エリヤ」「パウロ」を知らずしてメンデルスゾーンはわからない、ということ。確かにそうだろうなぁ。

最後には、先生ご自身がピアノ用に編曲されたオルガンソナタを、洗足の学生さんが演奏してくださる。講座終了後、ご挨拶に行ったら「あなたにオルガン弾いてもらえばよかったねぇ」と言われましたが、先生、もうオルガン、ギブアップしてしまいました~!

楽しそうに目をキラキラさせて、ご自分の興味ある内容にいくらでも頭を突っ込んで調べたり、考えたり、演奏したり、編曲したりする先生、すばらしいです。「厳格なる変奏曲」また弾いてみたくなりました。


今日は、来週の市ヶ谷での演奏会のため、午前中からお昼過ぎまで、へちこさんと連弾の合わせ。夕方は生テノール氏と歌曲の合わせ。一度本番を終えると、さらに見えてくるものがあってそれぞれ新鮮な気持ちで。

そして夜は上記の恩師の講座、と充実したご機嫌な一日でした。
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