含胸抜背(がんきょうばっぱい)

そういえば、2週間ほど前に受けた太極拳初段の検定に合格した、という連絡を1週間ほど前に先生から受けました。初段に合格できるなんて思ってもいませんでした。いただいてしまった以上、これからは初段の名に追いつけるように修行を積むしかない…という状況ではありますが、検定試験前日に受けた一日がかりの講習では、いつもの練習で注意されていることでも、違う先生の言葉で視点を変えてアドバイスしていただけたことで気づき、得たものは大きかったように思っています。(わかったからと言って、すぐにできるわけではないところが辛いところですが!)

太極拳では、腰を中心として身体の各部分が協調しながら動けなくてはなりません。ただ脱力する、ということではなく、常に次の動作に安定した状態で最大の力を発揮できるようにするために(太極拳の動作はすべて戦いの動作だから)気をつけなくてはならないことを実際に身体で感じながら練習した講習の直後、ピアノを弾いている時の具体的な効率のよい動きのポイントと結びついて、あらためて道理に叶った身体の動きというのは何をやっても同じなのだろうな、と痛感しました。

今回特に感じたことは「含胸抜背」という胸と背中の緩め方について。「胸と背中はゆったりさせて自然に伸びやかに保つ」という当たり前の簡単そうなことではあるのですが、身体を動かして実際に緩めるために意識するポイントを太極拳で体感できたことは、私にとっては思いがけない大きな収穫でした。ピアノを弾くときには子どもの頃から意識的にも無意識的にも、無駄な力が入らないように、ということはやりつづけてきたことではあるのですが、あらためてこの「含胸抜背」をほんの少し意識したことで、身体も耳もさらに自由になった気がしています。

ある音楽家の無責任な(?)一言をきっかけにはじめた太極拳。気がついたらもう8年以上にもなります!(自分でもビックリ!)途中で立ち消えそうになったときにも「また来てくださいね~」と電話で声をかけてくださった太極拳仲間の方々。「来られる時にいらっしゃい」と寛大に見守ってくださった練習には厳しい先生。そして、その無責任発言にて私を太極拳という世界に飛び込ませてくれた(それによって音楽の世界にも広がりをくれた)友人音楽家にも、あらためて…

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by fumifumifumin | 2008-02-04 22:43 | 太極拳