東京藝大モーニングコンサート

2008年5月15日(木)

東京藝大奏楽堂にて

指揮:小田野 宏之
管弦楽:藝大フィルハーモニア

K.シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 作品35
小関 妙(Vn)

B.バルトーク:ヴィオラ協奏曲 Sz120 (シェルイ版)
原 裕子(Va)


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久々に上野に行きました。

旧奏楽堂前の公園の木々は大きく育ち、整備もされ、なんと今日は青いキリンさんがいました。いつからいるのか知りませんが、私は今日はじめてお目にかかりました。
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あまりいい写真ではありませんが…↑


さて、新奏楽堂に行って、モーニングコンサート。実技試験で優秀な成績をとった藝大の学生さんたちが学内でオーケストラと共演できるよいチャンスです。

今日のソリストのうち、ヴァイオリンを弾いた4年生の小関妙さんは、彼女がまだ小学生の頃からよく知っているお嬢さんです。うちの娘達が習っていたヴァイオリンの先生のところでの同門、長女の一年先輩にあたりますが、当時からその才能と努力には目を見張るものがありました。発表会などでは私も時々伴奏させていただきましたが、年齢もまだ幼く、小さなからだでも、いつも全身全霊で音楽をする(練習の段階から)、でも普段はものすごく人当たりのよい穏やかなお人柄。今日の晴れ舞台を私もとても楽しみにしていました。

曲はシマノフスキのコンチェルト。私はよく知らなかった曲だったのですが、大編成のオーケストラ(ピアノ、ハープ、チェレスタも入る)で、オケとソロが一体となって作り上げていく…時に繊細に、時に大きな波のように、うねりのある…音楽でした。おもしろかった。ちょっとオケの音が分厚くて、スレンダーな妙さんにはかわいそうだったかもしれないけど、自分のやりたい音楽をとことんやっている、という抜群の集中力と、安定したテクニックは、聴いている人たちそれぞれの心に何かを届けたことでしょう。スケールも大きく、いい演奏でした!

ヴィオラの原裕子さんも落ち着いた音楽と、たっぷりとした素晴らしい響きで、難曲のバルトークのコンチェルト(遺作)をみごとに弾ききっていました。ヴィオラの曲って遺作が多いんですよね。あの中音域の心に浸みる音色には、やはり人生の最期を予期した作曲家たちが自分の内面を表現したくなる魅力があるのでしょう。

そして、大曲に挑戦したこの二人の演奏を、しっかりとサポートしていらっしゃったのが指揮の小田野宏之氏。小田野さんは私の1年先輩です。数ヶ月前に、ひょんなことからメールを時々やりとりするようになり、今日は終演後、楽屋の方でン十年ぶりにお目にかかりました。でも、大学からのン十年っていうのは、あまり年月を感じませんね。昨日も学校でお目にかかっていたような、そんなかんじ(^^)

このモーニングコンサートは無料でどなたでも聴くことができます。(当日整理券を配っています)まだ若い学生さんたちではありますが、かなり高度な素晴らしい演奏が期待できます。興味のある方はどうぞ上野に足を運んでみられては??木曜日の11時からです。
開催されている日についてはこちらから→♪芸大モーニングコンサート
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