カテゴリ:コンサート訪問( 118 )

すみだトリフォニーホールにて

待ちに待ったアルゲリッチのコンサート。私が特に好きなピアノ協奏曲2曲。シューマンとラヴェル。アルミンク指揮、新日フィル。

もう言葉になりません。浸みてきました。しびれました。

言葉にならない、と言いながら、少しだけ言葉にいたしますと、弱音の美しいこと!でも遠くまで響き渡る。しみじみと繊細で、女性的なんだけれど女々しくない心にしみる音楽。そして男勝りな潔さと強靭なまでのテクニック健在。天上の音楽でもあり、人の心情溢れる音楽でもあり・・・オケをグイグイ引っ張ってました。正にアルゲリッチの世界そのもの、なのですが、そこにはちゃんとシューマンやラヴェルが生きて、語っているのです。ほんと、憧れの人です。

・・・いや、やっぱりうまく言葉になりません。

これ以上言葉にはしません。

聴けてほんとーによかった!

アンコールはラウ゛ェルのコンチェルト3楽章と、ソロでシューマンの小品2曲。


開演前に駅前のつばめグリルで食べたデザート。へちこさんと。
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大泉学園ゆめりあホールにて。

普段、合唱団などで歌っているアマチュア歌手のみなさんが集まって、年に一回、ソロやアンサンブルでコンサートをしちゃおう、という会。今年でもう8年目だそうです。夕方4時半から夜9時前までの長丁場(もちろんその前にリハーサル)。皆さん、年々上達していかれるのがよくわかります。

ここ数年、私はSご夫妻の伴奏者として参加させていただいています。今年のS(夫)さんはシューベルトの歌曲から「楽に寄せて」と「魔王」(!!)、そして、ブラームスの子守歌、というプログラム。S(妻)さんはベッリーニの歌曲3曲とシャルパンティエのルイーズのアリア「その日から」。二人とも立派に歌い上げることができて、楽しませていただきました。

「ああ疲れた」と、うちに帰ってSご夫妻にいただいたチョコレートの箱を開けてみると!!
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さすが、私の好みをよくわかっていてくださる!

感激の「魔王手当」です!ありがとうございました。
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c0061774_0333550.jpg日陰は冷えましたが、青い空の午前中。今日はマンションの防災訓練デー。毎年やっているようですが、今年は防災班の副班長に当たっているので、参加しました。ハシゴ車の実演?やら、各家庭の安否を確認する訓練やら、搬送の仕方を消防隊員さんたちにおしえていただいたり。毛布で怪我人を運ぶ方法など、なるほど!という情報もたくさんあり、出席してよかったです。いつ災害がやってくるかわかりませんからね。
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夕方からは洗足学園にて「展覧会の絵」の編曲版を聴きに。指揮は本名徹次氏。
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並ぶのはイヤだから、と思って、開場より遅く行ったのに、まだ開場されてなくてすごい行列。仕方なく並んで会場入り。2階席にて。

ブラスの演奏会、ということで、前半には三善晃、矢代秋雄、野田暉行、という我々の先生世代の素晴らしい作曲家の方々のブラス作品に加えて、現在洗足でブラスを熱く指導されている作曲家伊藤康英さんの作品。後半にはやはり伊藤さんの編曲作品で、ムソルグスキーの「展覧会の絵」。合唱(今日は350名)とブラス(サキソフォンカルテット)そしてピアノ(2台8手)という大きな編成。ブラスに声が加わると音のイメージに広がりができていいかんじ。「世界はひとつ」という平和へのメッセージを、様々な時代の、様々な国の詩を乗せて、ひとつのストーリーを作り、うまくひとつにまとめたな、とおもしろい作品となっていました。ムソルグスキーさんもさぞビックリしているだろうという発想!編曲、と言っても、元の作品に忠実なもの、編曲者の色が濃いもの、などといろいろありますが、どちらにしても編曲者の見方が現れておもしろいものです。

それにしてもブラスって、一体どういうものなんだろう?とあらためて考えてしまいました。

終演後には、指揮者の本名氏(1年先輩)に大学卒業ぶり?に対面。高校時代からよく知っているので、イヤ~懐かしかったです。現在はベトナムにお住まいとのこと。連絡先くださったからまた会えるかな。

そのあと、合唱指揮者の方と、その手下、いや、若き声楽家さんたちとちょこっと食事(飲み会ともいう)に。歌科がおかしいのか、たまたまおかしな人間が集まっただけなのか???いずれにしても、若いエネルギー、いいですね。今後のご活躍を陰ながら祈っております。楽しい時間をありがとうございました!
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近江楽堂にて。
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バッハのゴルトベルク変奏曲。若干27歳のまだ少年っ気の残るスペインの若者。チェンバロ製作者のカッツマン氏の強いお薦めということで行ってきました。

素晴らしかった!楽しかった!!

チラシの色と同じ、赤いシャツに黒のスーツ、という出で立ちで現れた青年は、チェンバロを自在に操っていました。左手も右手も、それ以上に重なる様々な声部も、歌っています。音も美しい。歌うチェンバロ。楽器はカッツマン氏製作のフレミッシュ。オルガニストIさんの楽器だそうです。本当に美しい響き。繊細であり、かわいらしく、大胆でもあり、華やか。

ゴルトベルク変奏曲は1時間近くかかる作品ですが、30の変奏曲がまるでおもちゃ箱のように感じられ、次は何が出てくるの?(もちろん曲は知っているのですが)とワクワクさせる演奏でした。遊び心もいっぱいで、まさに即興的。チェンバロと戯れているような、表情も豊かに(楽しいところではニコニコと)、独特の節回しを持っていますが、しっかり作品の軸をつかまえている見事な演奏。終曲のアリアに至った時には、あ~もうおしまいなの?と名残惜しい気持ちが。もう一度最初から全部聞きたいくらいでした。この若者がどんな風に年を重ねていくのか、楽しみです。

演奏会の前には・・・
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バロックから古典派へ  変革期の二重奏
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中村忠&菅きよみ によるフラウト・トラヴェルソのデュエットコンサート。近江楽堂にて。中村氏は長女の師です。いつも楽しいおしゃべりたくさんのレッスンだそうですが、今日もプログラムから、トークから、アンケート用紙に至るまで、楽しくてユーモアと茶目っ気たっぷりのおもてなし。アンケートのタイトルが「楽しいアンケート」となっているし、アンコール曲の原曲はなんの楽器のために書かれたでしょう?というクイズ付きだし、その他読んでいて笑える・・・おもしろすぎて提出するのもったいないから、持って帰ってきてしまいました。

そんなお茶目なお人柄が溢れ出るコンサートではありましたが、演奏の内容は質が高く、品があって、すごく楽しく聞かせていただきました!ダイナミックであり、繊細であり、音の色をたくさん持っている方です。菅きよみさんも、中村先生が信頼している演奏家だけあって、美しい音と細やかな表現力。アンサンブルもバッチリで、近江楽堂のドームの中で、木の響きを心地よく堪能してきました。


世の中、11月に入るともうクリスマスの飾り付け。早すぎない?と思いますが、オペラシティにも。
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寒い一日でした。空気が冷たくなってきたので、外出時はマスクです。
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実におもしろい演奏会でした!

午後の合唱団の練習のあと、Aちゃんと渋谷で待ち合わせて、東大駒場キャンパスへ。今回使用のチェンバロを製作された木村さん(はるばる宮城蔵王から)のお口添えで、ほんの少しリハーサルをのぞかせていただいたあと、構内のレストランで食事をし、本番を聴かせていただきました。

バロックと現代曲(新作)が交互に組まれたプログラム。全体を組曲のように聴いてください、とのコメント。今日のコンサートだけで、4人の若手作曲家の新作。しゃべりながら、走りながらの作品もありました!楽器はすべて古楽器。最後の新作だけ、さっきまでリコーダーを吹いていたA・ベーレン氏がサックスを吹いておられましたが。

現代曲にふれるのはいつ以来かな~、と思うほど、最近は遠のいていましたが、今日聴かせていただいた作品はどれも所謂「現代曲」には違いないのですが、作品の持ち味か、モダン楽器のような強さがないせいか、または演奏がいいからか、無機的なものには一切聞こえず、自然にからだに入ってくる音楽でした。

アンサンブル・ジェネシス総監督の鈴木優人さんは作曲家であり、オルガニストであり、チェンバリストであり、ピアニストであり・・・つまり、音楽家。30歳、と若手ですが、この人すごいと思いました。オルガンもうまかった~!優秀で頼もしい、素晴らしい仲間たちを集めて、夢中に音楽に取り組んでいる様子。未来を見据えての取り組み。若い人が何かに真剣に夢中になっている姿を見るのは気持ちのいいものです。

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900番講堂にて、木村さん開演前の調律中。

この900番教室では定期的?に「オルガン演奏会」を開いておられるようです。無料コンサートにも関わらず、チラシも立派だし、さすが東大!

興味のある方は、明日あさってと、横浜にて公演があるようです。

→ こちらから♪
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ここのところ、コンサート続きです。

昨日は、若手これからのヴァイオリニスト小関郁(ふみ)さんのリサイタルに伺いました。大学院2年生。西日暮里にある「やなかホール」。100人ほどの小さなホールでした。こじんまりしていてよいけれど、演奏者と聴衆の距離が近い分、もう少し直接的な音でなく、せっかくの熱演、まわった響きの中で聴きたかったな、と少し残念ではありました。バッハやイザイの無伴奏に、ショーソンの詩曲、フランクのソナタ、と意欲的なプログラム。若々しく、伸び伸びとした音楽、これからが楽しみです。

郁ちゃんのことは彼女がまだ幼かった小学生の頃から知っています。双子ちゃんで、二人ともが小さいのに、ファイトは満々、腕前も突出してすごいものでした。二人揃って、G大附属高校、G大、G大の院、と進学してきましたが、双子のもう一人Tちゃんは夏から渡仏してお勉強中とのこと。それぞれの道を歩み始めた、というところでしょう。


今日はいつもなら朝から本駒込で合唱団の練習、なのですが、指導者の都合で急遽午後に変更。おかげでゆるゆると午前を音楽聴きながらブログ書いたりして過ごしています。ちょうどマンションの消防用設備点検日でもあったので、家にいられて都合良かったです。

夜はまたコンサート。東大駒場キャンパスまで行く予定。

あ、そろそろ準備して出かけなくちゃ!のんびりしすぎた!
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~セヴィニエ夫人のための音楽~

日本福音ルーテル東京教会(新大久保)にて

リチェルカール・コンソート
 マルク・アンタイ(フラウト・トラヴェルソ)
 イーフェン・チェン(フラウト・トラヴェルソ)
 フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 賛助出演:金子浩(テオルボ)

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17世紀フランスのセヴィニエ夫人という女性が、我が子たちのために書いた膨大な手紙の中に記されている、当時のパリやヴェルサイユ宮殿、貴族社会で聴かれていた音楽。リュリ、ヴィゼ、オトテール、マレなどの作品が、トリオ、トラヴェルソのデュエット、テオルボのソロ、ガンバ(テオルボの通奏低音付き)ソロなどで演奏されました。

楽器を自由に操る、という技術的な面は当然卓越しており、その上で、語るように、時に淡々と、時にしみじみと、時に切々と、時に生き生きと快活なダンス。静かに耳を(心を)傾ける楽しさがあり、上質で、品のある、優雅な演奏を満喫!テオルボのソロも私ははじめて間近で聴きましたが、つまびく音楽、しびれます。

前々日にマルクとフィリップの公開レッスンを聴かせていただいていたので、なおさら、彼らの音楽に対する愛情、真摯な姿勢や追求心が感じられ、心を浄化させていただいた気がします。

紅一点だったトラヴェルソのイーフォン、楽器ももちろん上手いけど、黒のかわいいスカートが素敵でした。

♪ 優雅なフランス宮廷音楽に似合わないけど・・・
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朝から都内某所の個人宅にての、フラウト・トラヴェルソ奏者のマルク・アンタイ氏によるマスタークラスレッスンを長女と聴講に。ヘンデルやバッハ、ロカテッリ、F.クープランなどの作品のレッスンを聞かせていただきました。通訳(英語)は前田りり子さん。テキパキとわかりやすく、よい通訳。

マルク・アンタイ氏はフレンドリーで、終始にこやかに、受講生が緊張しないようにと楽しい雰囲気でレッスンを進めておられましたが、ていねいに、できるまで何度もやり直しをさせるという根気の良いレッスン。作品全体像、構造をよく考えること、和声を鳴らしていくこと、表現しようとする「アイデア」をくっきり示せるようにすること、その中で繊細に音を扱っていくこと・・・など、納得できることばかり。音楽の作りを説明しながら、表現のためのテクニックや練習方法など。いいレッスンでした。

自然な表現のために、音のひとつひとつをどのように鳴らすかをかなり細かく考え、準備することや、音のつなげ方、切り方、あとは音質を選んで行くこと、なども、・・・これはすべての楽器、歌にも共通のことですね。


午前中に3人、お昼休憩を挟んで、午後に一人聞き、あと二人を残すところで私は次のスケジュールに駆け足。開演5分前に津田ホールに到着~!待望のシューベルト=千原英喜の冬の旅。我が故郷大阪から上京してきたタローシンガーズの東京公演。会場は満員のお客様。

ピアノと独唱の「冬の旅」に慣れているから、合唱版の響きに耳と頭が慣れるまでに、少しだけ時間がかかりました。非常に内面的で、集中力の必要な作品なだけに、大人数で演奏する場合、微妙な音程の取り方やバランス、音質、音色の選び方など、大変だろうなあと聞いていました。千原氏のもとにはシューベルトが降りてきていたようで、時々風の音が、犬の声が、叫びが・・・と、合唱ならではの描写(千原氏の解釈)が混じっており、興味深く聞かせていただくことができました。演奏は、後半にいくほど集中力も増して、アンサンブルも美しく、引き込まれていきました。作品全体を意識して最後に向けて神との距離が近づいてくるように編曲されたのだろうな、ということも、TAROの演奏でわからせていただいた気がします。

この編曲版がまた違った指揮者や、違った合唱団で歌われるとどんな風になるのかな、ということも思いました。またどこかでこの作品に出会えることを楽しみに。

今日は朝から脳味噌フル回転?で過ごしたせいか、どっと疲れました。でもいい疲れ。宮城から楽器(チェンバロ)を携えてここ数日の東京でのコンサートのために上京されている楽器製作者のKさんにも久しぶりにお目にかかれました。火曜日にはマルク・アンタイ氏らのリチェルカール・コンソートの演奏会があります。今から楽しみ!
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淀橋教会(大久保)にて

リコーダーの山岡重信氏の、工房30周年記念コンサートのひとつ。


通奏低音は、チェンバロに桑形亜樹子さん、ガンバは平尾雅子さん。
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私はリコーダーに焦点を絞って聴いたことが今までなかったので、「フラウト・イタリアーノ」のみのコンサートなので・・・と言われても、ピンときませんでしたが、G管とF管を比べて吹いてくださると、その特徴はよくわかりました。それにしても、山岡さん(楽器のメーカー名はHIRAOだそうですが)は、いい音色の楽器を作られ、さらに演奏技術もすばらしく、ほんとうにすばらしい音色で、押しつけがましくない卓越したテクニックで、マルチェッロやマンチーニの作品を聴かせてくださいました。

桑形さんとは高校時代?大学時代?以来の対面だったか・・・終演後にお話したら、覚えていてくださったけれど「あ~大先輩だもん~」と言われてしまったので、「いや、ちょっと先輩なだけ!!」と。この差は大事です!(2年違うだけですから!)

いい演奏会でした。

そのあと、混声合唱団「樹林」の練習に。今日はバッハA-durミサ。25周年を迎えるという「樹林」。私もこの合唱団の練習ピアニストとしてご一緒するようになって、気が付いてみるともう5年になりました。早いものです。それで(っていうわけではないですが)、練習後に、テノール中心のお集まりに参加。二度目。

今日は「加納先生あんまりお話されてませんでしたね」(飲み会にて)と、元来の静かな私をご存じない。(私、いつも静かでしょう?)皆さんが幸せそうに(歌うより?)楽しそうな会話を聞きながら見ながら、食べて飲むのは好きなのです。今日もとってもいい時間でした。ありがとうございました。



つい甘えたくなったりもするんです。でも、「現実」には冷たく棄てられてしまうばかり。・・・でも、バリバリやっている「貴方」方には、負けるもんか!・・・と、飲んだ勢いで、ちょっとデッカイ気分になってみたり。。。


また、明日になったらへにょへにょ~ってなるのもわかってるんですけどね~。
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