カテゴリ:コンサート訪問( 118 )

c0061774_0373210.jpg2009年6月17日(水)19時開演

トッパンホールにて

《出演者》 辻音楽師のみなさま
  辻秀幸(テノール) 佐竹由美(ソプラノ)
  辻志朗(ピアノ)   辻 悦子(ピアノ)
               なかにしあかね
                (作曲、ピアノ)
※今回、三男裕久氏(テノール)は
  健康上の理由によりごあいさつのみ。

《友情出演者》 
  菊池香苗(フルート) 
  田崎瑞博(チェロ)
  近藤郁夫(打楽器)

ちらしデザイン:辻沙織

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まぁ、なんといいますか…すごい(いろいろな意味で!)ファミリーです。役者揃い。

昨年に引き続き、聞き応えのある歌曲もあれば、お笑いもあり、歌い手がステージに出てくるだけで、それもまじめな歌を歌おうとしているのに、客席が笑いの渦になる、なんていうコンサートはほかでは見られないでしょうね。貴重な体験をさせていただきました。

そのくらい暖かい雰囲気の、そして決して表面的に楽しいだけの内容でなく、高い技術と表現力、企画力。秀幸氏、佐竹由美さんの歌唱力はもちろん、なかにしあかねさん、辻志朗さん、それぞれの個性で、すばらしいピアノを聴かせてくださいました。中でも、木下牧子さん作曲「黒田三郎の氏による三つの歌」の「ある日ある時」はかなり心にしみました。歌い手の表現力があってこそですが、詩が心に響きます。大好きな詩です。


   ある日ある時


   秋の空が青く美しいという

   ただそれだけで

   何かしらいいことがありそうな気のする

   そんなときはないか

   空高く噴き上げては

   地に落ちる噴水の水も

   わびしく梢をはなれる一枚の落葉さえ

   何かしら喜びに踊っているように見える

   そんなときが



来年は4月22日、次男氏のお誕生日に開催されるというこのコンサート第3弾。今からみなさん楽しみにしていらっしゃることでしょう。今回は三男裕久さんが出演できなかったので、次回を楽しみに。

アンコールがわりに、会場全員でハッピーバースデイコーラス♪


辻家のお母様も会場にいらしておられましたが、大きく大きく大きく成長した息子たちが仲良く三人、それぞれのお嫁さんも一緒に仲良く、ひとつの立派なステージを作り上げているのを見て聴いて、きっと嬉しく思っていらっしゃったことでしょう!自分の子どもたちが兄弟仲良くしてくれることは、何より嬉しいことだなぁと、つい我が身におきかえて考えてしまいました。
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ふと思い出して、久しぶりで聴くケンプのブラームスのピアノ協奏曲第1番d-moll、第2楽章と共に静かに暮れていく空。午後7時の空。日が長くなったものです。
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今日は東京オペラシティ近江楽堂のランチコンサートにヴィオラのAちゃんと。

「ビーバーとバッハのヴァイオリンソナタ」

デュオ タリス
  ヴァイオリン 原田陽     チェンバロ 古賀裕子   
  賛助出演   
  チェロ  武澤秀平

プログラム
     ビーバー  ロザリオのソナタ 受胎告知
     J.S.バッハ   ヴァイオリンソナタ 第4番  
     ビーバー    ソナタ 第6番


40分弱のプログラム。整理券が配られますが、2回公演とも大盛況。特に1回目は100名の定員いっぱい。私は2回目の方で聴きましたが、こちらも7割くらいの人。リュック姿がハイキング仲間でないか、と思えるような、コンサート好きらしい少し年配のおじさまたちが、お仲間で楽しそうに並んでいらっしゃいました。おそらく常連さんなのでしょう。

無料でこんな充実した音楽が聴けるなんてなんてすばらしい!!大人の音楽でした。響きのよいホールで、アンサンブルもよく、心地よく聴かせていただきました。特にバッハの第一楽章は泣きそう~、そしてビーバーはドキドキワクワク。
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「ピアノ音楽と抒情性」

2009年5月24日(日)14時開演

ムジカーザにて

◇プログラム
ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ第24番 嬰へ長調 作品78(「テレーゼ」)
ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 作品79(「かっこう」)
ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 作品81a 「告別」

ドビュッシー
バラード

ショパン
バラード第1番 ト短調 作品23
バラード第2番 へ長調 作品38

ブラームス
狂詩曲 ト短調 作品79の2

(アンコール)
ステンハンマル: 「3つの幻想曲」より第1番

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いつものことながら、安定したテクニックと音楽性。余計な感情を移入していない演奏なのに、緩徐楽章がとにかく美しい。

一連のプログラムを聞いているうちに、ベートーヴェンやドビュッシー、ショパン、ブラームスたちが、ピアノという楽器の可能性を駆使して、自分の語法ですばらしい作品を残したんだなぁってあらためて感じ、迷いある私の耳に聞こえてきたことは…

「偉大な先人たちの残した、偉大な作品に、謙虚に、無心に、とにかく対峙していなさい!」


は~い!
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昨日5月22日(金)は午前中、本郷三丁目へ合唱団の練習。前夜より頭が重いし、眠いし、気分低迷。電車の中でも眠る眠る…帰りの電車でも眠る眠る…帰ってからも眠くて、夜のコンサートまで少し寝て…と思って、眠ってしまった2時間も!気がついたら夕方は6時10分!それでも、ご近所のホールだったので、遅れてもいいからとにかく行こう!と車で向かい、ギリギリ7時にホール入り。青葉台フィリアホール。

女声合唱団「ラ・カンパネラ」のコンサート。ホールはほぼ満員。2階ライトの後方に一つ席が空いていたので、やや年配のご夫婦らしきお二人のお隣に座らせていただきました。

アマチュアと言っても、実力派の合唱団。前半は常任指揮者の辻秀幸氏の指揮による、アフリカンソングと、大手拓次作詞・木下牧子作曲「悲しみの枝に咲く夢」という、なんとも艶っぽい歌。後半には、新実徳英さんの作品を、作曲者みずからの指揮で聴かせていただきました。

新実さんのシンプルな作品で聴かせてくださった、見事なハーモニーと柔らかい響きは特に印象的。この合唱団の魅力の一つでしょう。

ただ、カメラマンのおじさんが、まるで森の中を歩き回る狩人のように、一階席、二階席、レフトにライトに…ととっても目障りだった上に、曲の最後のものすごく美しいピアニッシモの、それもほんとうに美しいハーモニーで歌って消えていく瞬間に「カシャッ!」…それはないでしょ!それも何度も。。。きっと、どの曲でもあっちからこっちから、いい写真が残ったことだと思いますが、聴いている立場としては、気になってしまってほんとうにほんとうに残念でした。あのホールは、カメラマンも動きが目立つので仕事しづらいかも。

そうそう、お隣に座っていらしたご夫婦が、曲間や休憩中にお話されていた内容が楽しくて…おじさまの言葉で覚えているいくつかを内緒でご披露!

・オープニングに団員の皆さんが黒のTシャツ、黒のパンツに、アフリカンソングに合った色鮮やかな布を纏ってステージに登場しはじめると…

  「あ、若いよ、若い!若いじゃない!!」(なんだか嬉しそうだった)

 全員がステージに並びました。

  「おばさんだよ…」。。。


・前半ステージが終わり、花束をもらって袖に帰っていく指揮者を見ながら…

  「ありゃ、でかいなぁ。あの身体じゃいい声でるだろうねぇ~」


・後半、新実さんと辻氏のトークのあと、新実氏がステージからはける時に、辻氏が新実氏に向かって、どうぞお先に、と丁寧にお辞儀をした時。

  「ふ~ん、あっち(新実さん)が偉いんだ!」

…ほかにも楽しそうにお話(独り言?)されていましたが、最後の最後、アンコールの「聞こえる」が終わった瞬間には、そのおじさま、「ほぉ~~」っという溜息のような一声。満足されていたご様子で、なんだか私も嬉しかった。
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昨日5月15日(金)は午前中、後楽園にて合唱団の練習。6月はじめにある、おかあさんコーラス大会に出場するため、磨きをかけております。

充実した練習を終え、そのまま春日駅から都営三田線の大手町経由、千代田線に乗り換え根津へ出て、長女の学校へ。フルートとオーボエの学内演奏会がありました。長女はモーツァルトのフルートカルテットを演奏したので、編成の関係で(ほかの人は全員ピアノ伴奏)トップバッター。いろいろアドバイスしたいこともありますが、長女らしい演奏をしていました。一緒に演奏してくれたバイオリン、ヴィオラ、チェロのお友だちは皆高校からの同級生たち。

全部で6人のフルートを聞いて、ちょっと長女と話して、そのあとは上野公園を抜けて広小路まで歩く。ちょっと涼しくお散歩日和。公園内の木々は緑濃くなり、30年前より木は成長して大きくなっているんでしょうね。なんだか鬱蒼として見えました。

途中、歩いているときに左足がコブラ返り(関東では、「こむら返り」というのだそうですね!)になって痛かったけれど、人混みを歩いていたので立ち止まってほぐすわけにもいかず、そのまま無理して歩いていたら、痛みが取れず、翌日(今日)一日ひきずってあるいていました。だいぶよくなったけど、まだ痛い。年のせいかな、ああいやだいやだ。

さて、そんな足で上野をあとに、向かったのは大江戸線勝どき駅。第一生命ホールめざして。

まずは、トリトンタワー内で、チェンバロの師と先日一緒にコンクールを受けた同門のお友だちと3人で、コンクール反省会!そして、いよいよ、レオンハルトの演奏会!!

2年前にも聴きましたが、今回の方が数段すばらしかったように思います。美しい音、色彩ある音色、確固とした安定感…褒める言葉はいくらでもある気がしますが、いろいろなことを乗り越えたところにいる、求道者(ある方の言葉を借りて…)でした。

第一生命ホールは、これまであまりいい思いをしたことがなく、あまり好きなホールではなかったのですが、チェンバロにはなかなかよいホールだという気がしました。一階席右端の方でしたが、ちゃんと音が廻って降ってきました。もちろんちょっとした場所の違いでくぐもって聞こえる場所もあったようですが。

レオンハルト氏、また日本に来たい、とおっしゃっていたそうです。今年も聴けて、それはそれは幸せな一夜でした。
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絢爛~イタリア・17世紀ナポリのチェンバロ音楽~

2009年4月19日(日)13時開演

イタリア文化会館アニェッリホール


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先日、公開レッスンを聴講したバイアーノ氏のリサイタル。公開レッスンの時にちょっと弾いてくださった音とリズム感が忘れられず、ものすごく期待して聞きに行きました。九段下の駅を地下から上がると千鳥が淵。桜の時期はさぞ綺麗だったろうなぁ。人もすごかったそうですが。

バイアーノ氏の演奏は期待通りの、いえ、期待以上のものでした!1時間のプログラムを休憩なしで。曲間拍手しないでほしいという演奏者の希望。集中した一連のプログラムは、ほとんど知らない曲ばかりでしたが、17世紀ナポリの音楽はどの曲も生き生き!バイアーノ氏の音楽は、骨太、豪快、切れ味よく、情感豊か、からだに備わったリズム感があり、音もいいし、自由だし、大満足のコンサートでした。CDを買ってサインしてもらいました~!すっかりファン。このCD、めずらしい形の紙ケース。お洒落。
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コンサートのあとは、一緒に行った私のチェンバロの師、そして同門のお友だちと3人で、九段下ホテルグランドパレスのカフェで優雅なひとときを。いい演奏会のあとにふさわしい空間でした!

海老ピラフ。3人でシェア。こくのあるシャトーソースをかけて。(これが美味しい!)
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マロンシャンテリーとコーヒー。
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ああ、大満足な充実した一日でした!
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尚美学園大学新音楽集団 匠 第9回定期演奏会

2009年3月15日(日) 津田ホールにて

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私は第1ステージでのバッハ:モテットBWV227の通奏低音奏者として出演させていただきました。ゲネプロまでどうなるかと心配した合唱も、本番では集中力も増し、とてもいい演奏になりました!

第2ステージは学生指揮者の大舘くんが指揮。こちらは楽屋でのモニターから聞かせていただいただけでちょっと残念でしたが、休憩後の第3ステージが楽しかった!セヴィリアの理髪師とフィガロの結婚のハイライトをつなげて楽しんじゃおう、という企画。まだまだ進化途中の学生さんたちの歌と演技…というところもありましたが、失敗をおそれず、思いっきり全力投球しているステージは若さの光るとてもすがすがしいものでした。わかりやすくユーモアあふれる進行ナレーションの辻秀幸先生と、長~いステージで全曲弾き続けておられたピアニストの松行美左子先生の支えがあってこそ、ですが。

打ち上げにも厚かましく参加させていただきましたが、気持ちよく終えられた本番後のホッとした学生さんたち(卒業生も含む)のかわいらしい表情が印象的。悩み相談室、みたいになったり、素直な若者たち。これからも何事もおそれず、いろいろなことに真剣に取り組んでいってください!

打ち上げでは先生が女子部員たちに大モテで超ご機嫌!画像もアップしていいよ~と言われましたが…やっぱりやめといてあげよっと!
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2009年2月22日(日)17時開演

浜離宮朝日ホールにて

演奏:Ensemble 《BWV2001》

◇プログラム

J.S.バッハ

・カンタータ第146番〈われらは多くの苦しみを経て〉
・カンタータ第23番〈汝まことに神にしてダヴィデの子〉

・ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV1042
・カンタータ第182番〈天の王よ、よくぞ来ませり〉

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行けないかと思ってあきらめていたところ、間際になって都合がついたので、長女を誘って一緒に行ってきました。長女は前日自分の出演する演奏会があり、打ち上げで朝帰り。一寝入りして出てきたとか…寮生活、謳歌してますなぁ。

さて、《BWV2001》も結成から8年が経ち、メンバーは普段それぞれがそれぞれの活動、活躍をしており、年に一回バッハに集中する、といった意気込みが、よい集中力となって、今回特に、音楽の方向性にまとまりのあるアンサンブルとして聞こえてきました。しょっぱなのカンタータ146番のシンフォニアなんて、達者な楽器群の奏者たちのアンサンブルはほんとうに楽しいもので、聴き応えあり!合唱もとてもバランスがよく、透明感ありながら(特にソプラノ!)、8人と思えない厚み、ふくよかさのある響きでした!

本日、ちょっと訳あって、オルガンをしっかり聞こうと思って出かけたのですが、しっかり聞こうと思うまでもなく、一曲目では大活躍!!いや~~やっぱりオルガンもいいなぁ。ポジティフオルガン、弾いてみたいです。

このEnsemble 《BWV2001》の企画・制作、そして演奏者である田崎瑞博氏がプログラムのご挨拶の文章の最後に「今後もバッハは、人々にさまざまな出会いを用意してくれるでしょう。それが皆様にとって、大切なものとなりますことをお祈りいたします。」と書いていましたが、ほんとうにバッハの音楽の素晴らしさに惹かれた人たちがこの世の中で集い、新たに出会い、一緒に聞いたり歌ったり演奏したり…なんという幸せをバッハがもたらしてくれているのか、とあらためて思います。でも、今日一番幸せを感じていたのは、演奏していた人たちではないかなぁ。。。と、うらやましくなるような演奏会でした。

加えて、毎回のことではありますが、解説を書かれた有田栄さんの文章は、今回もとても詳しい内容をとてもわかりやすい文章で書いてくださっていて、ほんとうにすばらしいことです。


帰りはそのまま築地市場の駅にもぐって帰ってもよかったのですが、長女が朝からほとんど何も食べてないし、寮に帰っても何も食べるものない、と言うので、演奏会も早めの時間に終わったことなので、銀座まで歩いて出て食事。
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今頃、今日の出演者たちは美味しい打ち上げ真っ最中だろうな~。^^
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c0061774_16201263.jpg2009年2月11日(水・祝)
14時開演

ムジク・ピアフォーヌにて

出演:TRIO THALYS
     
原田 陽(ヴァイオリン)
重松恵子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
古賀裕子(チェンバロ)




◇プログラム
・ヘンデル:ヴァイオリンソナタ ニ長調 HWV371
・ムファット:ヴァイオリンソナタ ニ長調(プラハ1677)
・ラモー:コンセールによるクラヴサン曲集より 第3番 イ長調

・ビーバー:描写的なヴァイオリンソナタ イ長調
・ハイドン:クラヴィア三重奏 ホ長調 Hob.XV:34

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いつもはスタィンウェイとベーゼンドルファーのピアノが堂々と蓋を開けて待ち受けてくれているサロンですが、この日はピアノは蓋が閉まり、うしろでおとなしく控えていました。白いフレンチチェンバロがお出迎え。


以前、私は70人ほどの小さな会場でのコンサートで、同じ日に同じプログラムで2回公演をしていたことがあります。その時、同じように進行し、演奏もしているつもりなのに、会場のお客様が違うことで、2つのコンサートがまったく違った味わいのものになったことがありました。あの時ほど、弾き手と聴き手が一緒になってひとつのコンサートを作り上げるのだ、と実感したことはありませんでした。

トリオ・タリス、結成記念コンサートということで、はじめのうちは聴き手の方にもちょっと緊張した空気が漂っていたように思いますが、プログラムが進むにつれ、だんだん空気がほぐれ、変化に富んだプログラムを楽しむことができました。チェンバロの通奏低音、美しい!

チェンバロでの同門のAさんと会場で一緒になったので、お隣の席に座り、休憩時間にはおしゃべりを。なかなかユニークなAさん。興味深いお話も聞いて。。。

師のチェンバロを聴かせていただいて、私はなかなか届かない…とあらためて思いましたが、何事もとにかく続けてみなくちゃね。とにかくピアノもチェンバロも、私は弾き続けなくてはならないんだ、というのが結論!^^


次女はとりあえず先日受験した私立に合格。これで浪人は免れましたが、まだ先は長い!!
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2009年2月1日(日)14時30分開演

東京オペラシティー・リサイタルホールにて

(演奏)ENSEMBLE ONGAKU ZAMMAI
田中 潤一:フラウト・トラヴェルソ、リコーダー
川原 千真:バロック・ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ
田崎 瑞博:バロック・チェロ、バロック・ヴィオラ
蓮池  宏:コントラバス
加久間朋子:チェンバロ


◇プログラム

ヨハン・セバスチャン・バッハ  編曲: 田崎瑞博

・トッカータ ハ長調 BWV564

・ゴルトベルク変奏曲 BWV988

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ここ数年、なぜだか自分の本番と重なってしまい、ずっと聴きにいけなかったけれど、久しぶりに『音楽三昧』!

往路、渋谷から山手線で新宿に出て行こうと、ホームに入ってきた電車に乗り込んだら「只今池袋にて人身事故が発生したため、しばらく動きません」だって。。。すぐに改札を出て、はじめて渋谷駅前から出ているバスでオペラシティへ行ってみました。すいていたし、中野行きに乗ってオペラシティの真横に着いたので、ずいぶん楽チンでした。

演奏は、期待通り楽しいものでした!編曲もおもしろいし、演奏者もみな卓越した技術と音楽性の持ち主ばかり。(本日プログラムの「トッカータ ハ長調」は原曲オルガン独奏曲、「ゴルトベルク変奏曲」は原曲チェンバロ独奏曲)

田崎氏とは、高校時代からの同級生です。終演後にロビーで久しぶりにお目にかかることができ、今日一曲目のトッカータが、「私が高校の卒業演奏で弾いた曲で懐かしかった(ブゾーニ編曲版を弾いた)」と話すと、「そうなんだよ、覚えてるよ~!」と。あの時はじめて聴いたんだけれど、実はあれから一度も、原曲のオルガンの演奏さえ聴いておらず、今回のプログラムを考えている時に、思い出して取り上げたということ。その昔(嗚呼、もう30年以上も前~)私が弾いたのを聴いたことがきっかけで、今日の編曲版ができたのだったら、ちょっと嬉しい気分。

確かに私も覚えています。田崎氏が私のリハーサルを聴きにきてくれて「この曲はじめて聴いた」と話していたこと。あの頃から、彼の頭の中はいつも音楽だらけで、常に音符が溢れてきているような人でした。今も昔も、黒目の形も♪なんじゃないかと思えてしまうほど。^^

田崎氏の編曲にはピアノ作品をはじめ、オルガン、チェンバロ、と鍵盤楽器の作品が多いけれど、おそらく鍵盤楽器の曲を聴くと(あるいは譜面を見ていると)いろいろな楽器が絡み合って織りなす音楽が見えてくるのでしょう。そのように、ピアノやチェンバロで演奏できれば何よりと思うこの頃。。。

休憩時間につい買ってしまいました。CD「バッハ平均律アンサンブル音楽三昧版」
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これから聴いてみるのが楽しみです。田崎氏がどんな風にこの作品を捉えているのか。

帰路は、地下にもぐる気がしなかったので、行きと同じくバスで帰ろうかと思い、建物の外に出ましたが、バス停に行ってみるとすぐにバスは来そうになかったので、来た時に通った道(であろう)を歩いて戻り、代々木のオリンピックセンター前からバスに乗って渋谷へ。5時になってもまだ明るい。いつの間にかずいぶん日がのびたものです。
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