グラウト著「西洋音楽史」という本がある。持っても固く、読んでも堅い音楽史の本。大学院入試の時にはお世話になったけど。。。この本は上巻、下巻に分かれている。でも、最近まで「上巻」って自分にはほとんど関係ないものだと思っていた。ピアノという楽器ができあがって活躍するのは「下巻」にはいってからだから。

でも、オルガンやチェンバロをやるようになって、音楽の世界が古い時代へ広がった。それまで何も知らなさすぎただけなんだけれど、知り始めるとおもしろい。(何も知らないってことはそんなに悲観することでもないのかも。これから知る喜びがたくさん残されてるってことだものね!)

16.17世紀の作曲家の書いた作品を知ることも、どんな楽器が栄えてどんな音で弾かれたかということも。楽器を知ることで作品のイメージもできてくる。今度借りることになっているイタリアンヴァージナルはリュートに鍵盤がついたような楽器。当時の人たちがどういうイメージで奏でたかが想像できそう。先日聴いた1818年生まれのシュトライヒャー製作のフォルテピアノの音も、ベートーヴェンが弾いたり聴いたりしていた音だと思うと、作品に対するイメージも具体的になってくる。

古い時代の楽器の音やその楽器による演奏を聴いていると現代のピアノへの道のりが見えてくる気さえする。今まで知らなかった。全部つながっている。作曲家、楽器、作品、演奏家、時代。これからいろいろな時代の様々な楽器を聴いたり弾いたりするチャンスに恵まれることを祈るのみ。

「上巻」にも生きている音楽のことが書いてあると思えるようになった今日この頃。
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演奏会が終わると演奏に対する感想、批評はもちろんだけど、それを上回って耳に入ってくるのが当日のドレスについて。会場に足を運んでくださったからには、目で見たものにも関心がいくのは当然。素敵なドレスだった、とか、腕の筋肉が美しかった、とか!…とにかく、なんでも感想をもってくださることは有り難いことです。

見てくださる(ホントは聴いてくださる、と言いたいところですが…)方々にとっても演奏家の衣装というのは気になるものなのでしょうが、演奏する側にとっても結構気になるもの。

まずは「弾きやすい」デザインであることは第一条件。身体や手が動かなくてはダメ。これは楽器によっても違う。立って演奏する楽器や歌の人とピアノではまた違うみたい。弦楽器の人たちは、イヤリングやネックレスもできない場合もあるようだ。楽器に固いものがあたるのは困るものね。

最近、私はパイプオルガンをはじめたせいで、数年前にはほとんど着ることのなかったパンツの数が最近増えた。ペダルで演奏するのにスカートでは足下が見えにくいし、第一ひっかりそうで邪魔。オルガニストはパンツ姿。オルガニストって背後から見られるからきっと後ろ姿も気になるだろうなぁ。

また、コンサートのプログラムによっても、衣装というのはかわってくる。早くから今度はこれ、と決めていても、間際になって「今度の曲はこのドレスで弾く気がしない~!」と慌ててさがすこともよくあること。私のピアノの師(男性)に「我々は燕尾服が一着あれば何も考えなくていいから楽でいいよ。女性はいちいち大変だよね」とおっしゃっていたことがあるけど、半分当たり、で、半分はずれ~!ドレス選びも結構楽しいもの!

…と舞台衣装にもいろいろ楽しんだり、悩んだり、あるけど、最終的には衣装よりもちろん演奏内容!コンサートに来ていただいて、音楽そのもので満足していただくためにも、さりげなくコンサートにふさわしい衣装を選びたいもの。…と実は、今度のコンサート何を着ようか悩んでいるところ…

男性演奏家のみなさんは、こういうことってほとんど考えることがないのでしょうねぇ。
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これまで使っていたブログは深夜になると書き込みができなくなったり(重すぎて)使いづらいことが多く出てきたので、私の周囲のみなさんも多く使用されている(はずの)ブログに今日から変えてみました。相変わらずの気まぐれです。これまでのブログもしばらく残しておきますが。。。

相変わらず、たいしたことは書けませんが、今後ともどうぞよろしく。
ブログへのコメントもお待ちしております。
どうぞお気軽にご参加くださいませ。
従来通り、掲示板への投稿もお待ちしております。

ということで、昨夜は横浜は雪が降りました。今朝は土の上には雪が残っていました。
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# by fumifumifumin | 2005-02-19 13:19 | おしらせ