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studio clavecin ミニコンサート vol.5

先生のお宅にて、チェンバロミニコンサート。今回はチェンバロの門下生6名のほかに、ピアノの生徒さん、そしてリコーダーの方もご一緒に、出演者8名。16世紀の作品から現代曲まで。

年に一回、このような形でのコンサートを開いていただいていますが、毎年皆さんがどんどん上達していかれるのに感動してしまいます。刺激をたくさんいただきました。

今日はリコーダーのNさんによる現代曲をはじめて聞かせていただきました。細川俊夫作曲「線」。もともとはモダンフルートの曲だそうですが、曲が始まってすぐ、太い筆で豪快に書いている「書」が見えてきました。(あとで伺ってみると、そういう曲なのだそうです)そして、そのあとにもずっと続く気迫満点の演奏から、静けさで満たされたお寺にある竹林や、比叡山の修行僧など、次々に浮かんできました。曲はどんどんテンションあがって最高潮になるのですが、その裏に常にシーンとした静寂があるような、うまく言えませんが「和」の世界がありました。不思議な現代奏法がたくさんだし、すごい難曲なのだと思いますが、絵の浮かんでくる演奏は印象的でした。

コンサートのあとは恒例のお茶会。みなさんといろいろなお話をしながら、楽しい時を過ごしました。このあとは7月末にある、アンサンブルセミナーにて通奏低音を、ソロではバッハのコンチェルトやイギリスもの、そしてフローベルガーの作品に取り組んでみようと思っているところ。