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コンティヌオの二日間

相変わらずの暑さが続いております。今日も暑くなりそう。
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先週末の土日、アンサンブルセミナーで二日間朝から晩まで、リコーダーやヴァイオリンの人たちとアンサンブルを楽しんでまいりました。コレッリ、テレマン、ヘンデル、オトテールなど。リコーダーでは先生が現代曲のスペシャリストでいらっしゃるので、現代曲での受講者の方もいらっしゃいました。

先生方のアドバイスは、的確でわかりやすく(すぐにすべてを消化できるわけではないのだけれど)、色々な組み合わせのアンサンブルを経験できて、ほんとうに楽しい充実した二日間を過ごすことができました。最後のコンサートでは、みなさん最初に演奏された時よりもずっと生き生きと、すばらしい音楽をされていて本当に驚くほどでした。

受講生の演奏のあとには先生方の演奏も。まず両先生による初期バロックのソナタ。そして、チェンバロの古賀裕子先生がソロで18世紀フランスもの。そして、リコーダーの鈴木俊哉先生は現代曲のソロを聴かせてくださいました。両先生の音楽性、構成力、集中力、そしてテクニックに圧倒されると共に、バロックも現代曲も、緊張と弛緩、動と静、息の長いフレーズ、立体感・・・等々、すべて同じなんだなと思いました。演奏する、ということは、作曲家が「記号」として書いた楽譜から何を表現したかったのかを読み取って、演奏者としてのフィルターを通して再現していく、という謙虚な作業だ、ということをあらためて感じました。

受講された方々も、みなさん楽しく個性的な方々ばかり。また新たな出会いとなりました。

もちろん、最後はパーティーです。
写真は「マエストロのパスタ」。先生直々に作ってくださいました。おいしかった~!
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ほんとうに愛情深い先生方と、熱心なみなさんとご一緒できた二日間は充実したものでした。またの機会を楽しみに。感謝。