フレスコバルディ

先日、フランスの作曲家ルイ・クープランの拍節のない楽譜について書きました。今日はイタリア音楽史上、最大のオルガニストとも言われるジオラモ・フレスコバルディ(1583-1643)のトッカータの楽譜を。(写真うつり悪いですが)

彼のトッカータは本当に情熱がほとばしり出るように自由で即興的。すばらしいです。でも楽譜を見ると、とても細かくすべての音が書かれている。
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トリルの記号はなく、実音で細かく記されている。
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トリルの音型のところは数を増やして音を弾いたり、長く伸ばす音符は実際の音価よりもっと長く伸ばして演奏したり、ピッタリ楽譜どおりに弾かなくてもいい。場所によっては指示はなくても速くしていったり、前のルイ・クープランの楽譜とは正反対の楽譜に見えるけど、コマゴマと書かれた譜面から、大事な音を拾い出し和声の変化を紡ぎながら音楽を運んでいくことでは、楽譜の読み方として違いはないようだ。

こうしてみると、現在の記譜法に落ち着くまでの楽譜の歴史をながめてみるのもおもしそう。そう言えば、大学時代に作曲家原加壽子先生のソルフェージュの授業で「ネウマ譜」(9~13世紀頃の記譜法)の読み方をおそわってグレゴリオ聖歌を歌ったりしたことがあったっけ。。。
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